メインスピーカーに、吉良よし子参議院議員を迎えての学習会でした。国政の第一線でこの問題を追及しているだけあって、とても勉強になり、面白かったです。

【学習会の内容について】

 「ブラック企業」に定義はないが、長時間労働・低賃金などの労働法違反やパワハラなど、法律に違反する労働条件を、労働者の意思に反して押し付けるということがあげられます。
そもそも、なぜこのような問題が起こったのか?

 労働基準法や職業安定法は、もともと、小説「蟹工船」で「地獄」と形容されるような戦前の労働実態の反省のもと、「人間らしく働く権利」という日本国憲法の精神の実現のためにつくられました。そして、今、非正規労働などの問題の根本にある労働者派遣法は、医師など専門家を派遣するためにあくまでも例外的に作られたものだったのが、改悪に改悪を重ね、99年には派遣対象は原則自由化。2004年の製造業の派遣解禁などにより、現在では、なんと働く人の4割が派遣労働を含む非正規社員となっています。

 このような流れの中で、「非正規はいやだ。正社員として働きたい」という労働者の願いを逆手に取り、低賃金、長時間労働など、非常に厳しい労働条件のもとで「正社員」として働かせる「ブラック企業問題」が出現した、とのことでした。つまり、ブラック企業問題の根本には、非正規労働を促進してきた政治から生まれてきた問題である、という側面が大きいということです。
 また、一方で公務員の非正規化も進み、今では24万人の非正規公務員が、正規の公務員と同じ仕事をしながら非正規で働いている実態も報告されました。本来、労働者の権利を守るべき存在であるはずの国や行政が、公務員のブラック化を進めている、これも問題だとのことでした。
 その後、質問や発言の時間では、ユニクロでブラックな働き方を経験された方や、福祉関係の仕事をしているが、あまりに低賃金(手取り月給で13万とか)で18時間休憩なしの勤務実態で、仲間が心や体を壊し次々と退職している、などの発言がありました。人間らしい環境や条件で働きたい、そんな当たり前のことが実現される社会を目指して、私たち一人一人がこの問題と向き合っていくことが大切だ、と感じました。

(青年支部ニュースより)
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Author: MichiyaHIRAKAWA

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